経過観察中の側弯症の小学4年生●男子9歳

北九州整体院の脊柱側弯症の子供の施術例です。

子供の脊柱側弯症改善への参考になれば幸いです。

※当院の施術例であり、効果を保証するものではありません。

不調者さん

K・蒼人くん9歳 小学4年生 北九州市小倉南区在住

症状

ヒアリング

小学校の健康診断で側弯を指摘され、近くの整形外科で受診し、脊柱側弯症と診断され、経過観察を伝えられた。兄弟が足の痛みや腰の痛みで当院で施術している縁で、相談・受診となった。少年野球でポジションはピッチャーとサード。

身体の検査

座位での側弯角度は27°であった(通常当院では座位で検査を行う)。ただし、腹臥位では10°になっており、機能性側弯症(椎骨の変形がない側弯症)の可能性が高い。つまり早めの治療が望ましいと伝えた。

また、側弯症に多い反り腰、猫背もある。

見立て

座位で側弯角度27°に対して腹臥位(下向きに寝た状態)は側弯角度が10°であり、座位は重力の影響で側弯角度が大きくなると言える。つまり、椎骨の変形は殆どないと思われる。

ある説によると、脊柱側弯は上肢(腕肩)の左右の筋肉やじん帯のアンバランスと下肢の右の筋肉やじん帯のアンバランスに起因している可能性もあるようで、私も、臨床の経験から、その意見に賛同できます。

 

 

 

 

 

施術

施術

下肢・上肢のバランス調整のため以下を行います。

①足首牽引を使った下肢・骨盤・体幹の捻じれ歪みの調整
②手首・肘牽引を使った上肢・体幹・胸郭の捻じれ歪みの調整
③次に、側弯付近の硬結している肋椎関節や筋肉の調整。

施術後

初回で、側弯角度27°(座位)→一回の施術で→側弯角度10°(座位)の変化した。

参考に腹臥位(伏せ)で計測すると側弯角度5°(施術前伏せ10°)であった。

今後

反り腰、猫背の矯正を含め、当面2週間に1回の施術を行う。

院長のコメント

突発性側弯症は身体の成長期に発症する症状が多いようです。病院では経過観察または装具装着での矯正が殆どで運動療法はありません。成長期は整体や運動療法で改善することがありますので、あきらめないで希望を持ちましょう。

北九州整体院