手のしびれ(手根管症候群)の患者さんに多い「○○○屋さん」

手根管症候群

こんにちは、北九州整体院院長の田村です。
2021/04/24

手のしびれや痛みが出る症状に、手根管症候群という診断名があります。

病院では、様子をみるように言われ、安静にして薬や注射でなどで、改善がなければ手術を勧められることが多いようです。

北九州整体院にも「もう手術しかないです!」と病院で手術を勧められ、そこで初めて、何か手術以外の方法はないかと色々調べられたあげく、来院される方がとても多いです。

しかし、それぞれの原因に正しく施術をしていけば、手術をし
なくても症状の改善がみられています。

手根管症候群の共通点

手根管症候群と診断された54才女性の患者さん。

ドックカフェを経営されていて、「もう、毎日忙しくて…」と、笑顔で話されますが、爪切りや歯磨きなどなど休む間もないほどの生活を繰り返しておられるようです。

症状は、指先から手首にかけてがしびれるような感覚があり、力が入りにくい状態で、指も曲がりにくく最近では手を使うと痛みも出てきました。

手根管症候群は、手の「使いすぎ」が原因と言われるのですが、同じように手をよく使う人でも、症状が出ない人もいます。

これは、手の使いすぎだけが原因ではなく、「使い方」に問題がある可能性があるのです。

仕事や趣味を含めた、日常生活の動きの中に、力みだったり、繰り返し手に負担がかかるような体の使い方が、今までの蓄積として身に付いていることが考えられます。

そして、このような患者さんが共通して言われることの中に、こんな言葉があります。

「私、予定が空いたら、すぐそこに何か用事を入れようと考えてしまいます!」と…

そうなのです!

みなさん、「頑張り屋さん」なのです!

もちろん、先々を考慮し、色々なことを考えたりすることが悪いことではありません。

効率良く物事を考え進めていく事は必要なことです。

でも、体の状態だけを考えると、セカセカ働くことで、イライラしたりすることにもつながり、いつも体のどこかに力が入っているような状態を作ってしまっているのです。

そうすると、余計な緊張があり体に力が入った中で、物をつかんだり、運んだりする何でもない動作が、体にとって負担になっていく訳です。

その結果、様々な症状につながってしまいます。

「骨休め」してください。

まずは骨休めとして、
日中に家にいる場合は1日3回程度(できれば、それ以上)、
外出した時にでも、帰ってきたらまずは骨休めで体の回復をはかる。

やり方は簡単、「2分~3分、楽な体勢で寝転ぶ」これだけです。

そんなリラックスした時間こそが、体が回復に向かう時間となるからです。

この患者さん、3回目の来院時に、
「卵が割れるようになりました!」と話されました。

力が入りづらくなってからは、普通にできていた、卵を割ることが出来なかったようです。

そして、しびれはまだ残るものの、指先のジャリジャリした感覚が変わり、本当の感覚が少しずつ戻ってきているようです。

こうした体の変化は、とてもいい傾向です。

しびれや痛み、そして体の不調は、体からのサインです。

患者さんの中には、今まで自分のことよりも周りの人のことばかりを考えて来た「頑張り屋さん」が多いです。

今の症状が、自分の体に目を向けるきっかけになってほしいと思うのです。

症状の程度も人ぞれぞれですが、今までの「頑張り」を次は、自分を体を治すことに向けてもらえるようにと思います。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

北九州整体院