ノルディックウォーキング

ノルディックウォーキングは、2本のポール(ストック)を使って歩行運動を補助し、運動効果をより増強するフィットネスエクササイズの一種である。
もとは、クロスカントリーの選手が、夏の間の体力維持・強化トレーニングとして、ストックと靴で積雪のない山野を歩き回ったのがはじまりである。

北欧ではスキーウォーキング、ポールウォーキング、フィットネスウォーキングとも呼ばれる。

日本国内ではポールを突いて後方に押し出して推進力にするものをノルディックウォーキング、前方に突いて歩行を補助するものをポールウォーキング、これら2つを総称してストックウォーキングと称されることが多い。

ノルディックウォーキング You Tube動画


利点

ノルディックウォーキングの最大利点は、なんといっても年齢性別を問わず気軽に楽しめ、エクササイズの効率が非常に良いことである。

一般的な歩行運動と異なり、上半身の筋肉もより積極的に使われて、首や肩の血行も促進され鍛えることができる。

全身の約90%の筋肉を使用する有酸素運動を、疲れをあまり感じることなくより長い時間行える。

1分間に110歩程度の速度で歩けば、普通のウォーキングに比べてエネルギー消費量が平均20%ほど高くなる。
心拍数が1分間に120~150ぐらいの強度の運動が可能である。

ウォーキングでは1時間に約280カロリー程度しか消費しないが、1分間に120歩程度のペースで上半身の力を有効に使って歩幅を大きく取って歩けば、約400カロリー程度まで引き上げることが可能となる。
そのためレキなどのポールメーカーの説明書には、エネルギー消費量が40%から50%アップするという数値が載っている。メタボリックシンドローム対策として有効である。

また足首、膝、腰などへの負担が最大40%軽減されたという研究結果が報告されており、足腰に故障を抱える人や心臓病など循環器系の病気のリハビリの運動にも適している。

体幹の筋肉群を強化できるので、腰痛の軽減などに効果があるとされているが、間違った歩き方や、ポールの長さの設定が適切でないことが原因で、過剰な負荷が加わる無理な運動をすると、かえって腰痛を悪化させることもあるので、注意を要する。

ポールを持つことにより歩行姿勢が正され、呼吸も整うため、歩行禅のように用いることも可能である。
自然環境や街中など、日常生活のなかでどこでも出来る利便性がある。

バランス感覚が落ちている年配の方が用いれば、バランスの維持をサポートして、転びにくくできる。

(ウィキペディア「フリー百科事典」より)